上記の機能は、内蔵している機能がメーカのMPUチップによって相違がありますので、用途により選定する必要があります、SH-7058FやMPC-5500等では、MPU内蔵のフラッシュ・ROMにOSと実行コードを書き込める大容量となっており、まさにシングル・チップ・マイコンにふさわしいチップです。
本格的なシステムでは、必ずMPUとメモリやI / Oボードの間とでバスで接続します、コンピュータの原理では、アナログ信号のように2本の信号ラインで接続するバスはシリアルを除けば(シリアルでも最低3本)殆どあり得ません、4ビットマイコンも存在しますが、一般的にはコンピュータの原理上最低のバス幅は8ビットです。
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マイコン内部では、某PC用CPUと比較し多数のレジスターが存在します、そのレジスターにパラメータ等をそれぞれのタイミングで設定しなければマイコンの周辺回路は動作しません、この点がプログラミングの秘けつでもありプログラミングの際には当然工夫が必要であり良いファームウェア・ソフトが完成するかにかかっています。
マイコンでは、ビットとバイトの関係を理解しなければ、そのマイコンのファームウェア・ソフトをプログラミングすることはできません、プログラミングに於いてビット操作とビットシフト・ビットマスク処理を頻繁に必要とします、ビット操作とビットシフト・ビットマスク処理の記述ができなければマイコンのプログラミングには大変苦労するか、或いは完成しないでしょう・・・。
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◆ マイコンと基本ソフト( オペレーティング・システムOS )
マイコンはマイコン単体では動作しないのです、そのマイコンと言うハードウェアを動かすためのソフトが必要であり、それを基本ソフトと言い、その基本ソフトであるオペレーティング・システム( OS ) 、或いはそのOSを代行するようなソフトが必要です、人間がマイコン内部やマイコンの周辺回路を動かすように命令手順を記述したコードをプログラムと言います、そのプログラムでマイコンが動作します。
マイコンを動作させるためのプログラムは、マイコンを動かす命令語などのコードの集まりであり人間には理解しにくいコードであり、そのコードをマシン語やオブジェクト・コードと言います、オブジェクト・コードは人間には理解しにくいため人間が理解しやすい高級言語で記述したソース・コードを高級言語で翻訳しオブジェクト・コードに変換します、つまりソース・コードをコンパイルすると言います、そのほうがプログラムの製作効率が格段に上がるのです。
徐々にページを増やしてまいりますので、お楽しみに・・・。
◆ 専門的なマイコンとOS関係
多機能で高性能化した進化する組込みマイコン関係を考察してみましたので、こちらのページを参照、又制御関係に応用可能なOSとしてのLinux, FreeBSD, RealTimeOSが増えてまいりました、そのリアルタイムとしてのOS関係、及びTrusted OS関係はこちらのページを参照して下さい、リアルタイムなOSとしてマイクロカーネルが注目されております、そのマイクロカーネルMachはこちらのページです。
リアルタイムOSでは、タスクのタイムスライスによるスケジューリングが大変重要です、某Windowsなどのスケジューリングではインタラプトの要因や他の割り込み要因によりオーバーヘッドの変化が著しくスレッド・スケジューリングにバラツキが発生します、つまり制御関係を応用するには不向きである訳です。
◆ 専門的な制御技術
最近の本格的なデジタル制御関係やDCS( Distribted Control Sysytem )制御関係, LinuxPLCやSoftPLC関係について考察しました、ソフト開発環境としてのSCADA / HNI, 及びネットワーク・プロトコルとしてのOPCプロトコル, HSMS / CECSプロトコルの問題点やそのソフトについて取り挙げてみましたので、こちらのページをご覧下さい。又Linux関係のSCADA / HMI 関係についてはこちらのページです、特殊なシーケンサ制御装置としてのPLC(プログラマブルロジックコントローラ)やLinuxPLC, SoftPLC関係の現状と課題についてはこちらのページです。
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◆ ロボット関係へのマイコン応用
近年、ロボットの開発も公的な機関や大企業で活発であり、テレビでも盛んに報道されています、今や二足歩行のロボットは当たり前な状況です、指先の触覚センサーなどや目の役割をする高速に追従するCCDカメラ, マイクから音声を入力し音声認識による反応と動作, 人間の脳の機能をさせる人工知能搭載, 高速に動作する腕などのメカ機構・・・などの年々進化しております、これは高機能・高性能化・低消費電力のシングル・チップ・マイコンが進化したことから実現できたのです。
近年、進化した低価格で低消費電力、且つ超小型で周辺回路を内蔵したシングル・チップ・マイコンを応用すれば誰にでもロボットを製作することが可能です、ロボットの製作では走行機能や腕のアーム機能のメカニカル部分とそのメカを駆動する駆動回路は専門的な技術的な知識が必要です、モータと駆動回路の電気的な電流容量を間違えれば電気部品などを焼損してしまいます、又マイコンとこれらの駆動回路とのインターフェース回路も同様に電流容量を間違えればマイコンか電気部品などを焼損してしまいます。
組み込み制御関係では、マイコンのプログラミングだけの技術的な知識だけでは通用しないのです、むしろハードウェアの技術的な知識が必ず必要でありプログラミングもハードウェアを良く理解していないと製作ができないでしょう・・・、パソコンとロボットをケーブルで接続してロボットを製作しているページを時々見かけますが、そのような必要があるのでしょうか・・・、不思議でなりません。
1個の高クロックのMPUを使用し処理速度を上げなくても、複数個の低クロックMPUを使用して分散処理させれば十分な制御が可能です、そのMPU間のデータはCANなどでシリアル通信ネットワークすれば十分でありイーサネットのように難解でなくプログラミングも簡単であるため、ロボット向きです。
メカニカル技術も進歩しており、金属やプラスチックの板の電流を流すと変型する特性を応用しロボットの手の指を駆動する製品を開発する中小メーカも存在します、モータを応用した場合にその駆動機構や駆動回路が複雑となり小型化や低コストとならないことがネックとなっています。
マイコンを応用しロボットを製作する方法等については、そのページを徐々に増やしてまいりたいと思います。
◆ クラスタ関係
最近、複数台のコンピュータ使用による並列処理としてのクラスタの話題が多くなっております、検索サイトGoogleも数千台のLinuxマシンでクラスタ構築したことは有名です。
クラスタ関係のページはこちらです。
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◆ マイコンの自動制御関係への応用
専門的な自動制御関係へのマイクロ・コンピュータMPUの応用について取り挙げました、制御関係では高価格で高い消費電力のパソコン用PentiumのようなCPUを利用しません、低消費電力で低価格なMPUを利用します、高クロックのMPUが必要な制御分野はごく稀であり殆ど100MHz以下のMPUを多数個使用して分散処理させるのが一般的です。
制御関係の周辺回路用のInput / Output ( I/O ) LSIは、10〜33MHz程度の低速なバス・クロックでありMPUだけを高クロックしても全体の性能向上とはならないのです、制御関係ではMPU内蔵のキャッシュ・メモリ自体もじゃまな存在となる場合もあります、一般的に制御関係では決められた時間に正確に処理することが大変重要であり、某OA用Windowsのように1つのアプリケーション・ソフトを高速に動かすと言う単純な機能では使い物にならないのです。
制御関係では、OS自体が邪魔な存在となることもあります、数十マイク秒〜雛ミリ秒で制御させたい場合OSのオーバーヘッドは無視できません、正確性が要求される時にOSが他のタスクを実行中に優先度の高いタスクをコールするまでの時間も無視できなくなります、従ってOSを実装しないシステムも存在します。
自動制御関係の実践的な基礎はこちらをご覧下さい。
◆ 制御関係のエンジニアの方が大変な苦労したりや苦悩することは、予測できない突然発生する不具合や事故トラブルです、その原因はハードウェアの部品の故障や不良であったり、或いはソフトウェアのバグであったり、更にノイズや誘導電圧の影響であったり考えられない事象が発生します。
そんな時、貴殿はどのように対応されるでしょうか・・・、そんな時こそ実力を発揮するのが真の制御システム・エンジニアです・・・、役に立つノウハウ技術や知識は殆ど経験なノウハウ知識でしょう・・・。
自動制御システム、及び自動制御装置のシステムとしての制御不具合とその危険性やトラブル対応の関係のページはこちらです。
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◆ OA関係のOSと制御用OS
OA関係のOSであるWindows95/98/NT/2000/XP関係は沢山の著書やホームページがありますので、他のサイトのページをご参照下さい、今のところ掲示する予定はありません。BeOSやLinux, MacOS X, FreeBSDについて掲示したいと考えております、又制御関係のページでは制御装置とコンピュータ関係を分りやすく噛み砕いて説明しています。
◆ OSとしてのUinx, Linux関係
Linux用エミュレータ・ソフトを電子手帳 ( PDA ) にインストールすればWindowsや68K Macのソフトを利用可能な状況となってまいりました、但し現状のPDAのCPUの性能が低いため実用的ではありませんが、将来、PDA用の高性能で低消費電力のCPUが登場すれば充分利用可能でしょう・・・、某PCのような低性能な割には高クロックで高い消費電力となる傾向にあり、バッテリ駆動時間が短くなるため携帯性の利便性がなくなりつつあります、その点PDAのほうが小型軽量でバッテリー駆動時間も1日以上となれば、ノートPCも不要になってしまうのでしょうか・・・。 '03/04/18
Linux関係のページはこちらです。
利用価値のあるフリーなOSとしての近年話題が多いLinux , PC用UINXなどについて、掲示しております。
リアルタイム ( RealTime ) Linux関係はこちらを参照。
マルチスレッド・プログラミング関係はこちらのページです。
◆ 弊社のページもご参照下さい。
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