SciLab & Octave 数式処理・グラフ処理ソフト on MacOS X 10.2
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 MacOS X でオープンソース( Open Source )や優れたフリーウェア( Free Ware )を活用すべく、数式処理ソフトのフリーソフトをコンパイルし、使用してみました。

 MacOS X でも、利用可能な本格的な数式処理ソフトのSciLab & ScicosとOctaveは素晴らしいオープンソース・ソフトです、MATLABライクなSciLab & Octaveはインタープリンター方式言語に対応した数式処理とグラフ表示ソフトの実用的なソフトです、Octaveはgnuplotでのグラフ表示対応ですが、SciLabはグラフ表示機能を搭載しています。

 高価で機能が貧弱なMS-VBやMS-EXCELなどでは実現困難な数式処理が、scilab & octaveでは簡単に本格的な数式処理と2D&3Dグラフ表示が可能であり、インタープリンター方式のプログラミングでは、C言語ライクにif〜文やwhile文、for文などもコーディング可能ですので、フィルター処理や特殊なシミュレーション検証など利用価値があります。

 自動制御系の安定性のシミュレーション検証としての伝達関数処理や伝達関数のボード線図・ナイキスト線図・ベクトル軌跡図、STEP応答( 過渡応答 )・グラフ表示、インパルス応答・グラフ表示などの機能は本格的な商用ソフトのMATLABなどと同等な機能でしょう・・・。

 下記はそのSciLabでサンプル数式のDemo3Dグラフを表示したスクリーンショットです。

scilab-demo

 Octaveでサンプル数式のナイキスト線図グラフを表示したスクリーンショットです。

octave-demo

 この手のオープンソース・ソフトは、使い物にならないとか、単なる数式処理ソフトだとか批判する方もおりますが、決してそんなことはありません、充分利用が可能なソフトであり、octaveのオブジェクト・サイズは何と約67Mbytesもあるのです、容量が大きいだけの代物ではないのです、これらの機能を理解し使いこなすのは簡単でないでしょう・・・。

 SciLabのコマンド数は800以上もあります、貧弱機能のBasicなる言語よりも豊富な機能です、汎用の言語ではプログラミングが困難な処理が可能であり、可能性を秘めたソフトであることは疑う余地もなく特殊なソフトの開発が可能でしょう・・・。

 活用としては、本格的なシミュレーションが可能であり、MS-EXCELやMS-VBなどでシミュレーション・ソフトを製作している人たちがおりますが、無駄な時間の浪費であり、SciLab & Octaveを活用すれば短時間に殆どのシミュレーションが可能なはずです。

 下記はSciLabのscicosのGUIでの数式処理をプログラミングとグラフ表示が可能な、scicosのDemoスクリーンショットです。

scicos-demo

 Octaveはoctave C++も実装してしており、本格的な数式処理のアプリケーション・ソフトを開発可能です、C / C++と同等な記述とoctave独自の数式処理を併用し記述すれば特殊なソフトを開発可能ですので、その用途は単なる数式処理ソフトではなくアイデア次第で特殊な素晴らしいソフトを開発できるでしょう・・・。

  OA関係以外の特殊な数式処理やシミュレーションのソフトMS-VB(VisualBasic)やMS-EXCELでプログラミングすることは決して簡単ではありません、MS-VBやExcelの機能は一般事務処理向きであり、本格的な数式処理などをVBではプログラミングできず、もしこのような数式処理を記述すれば、そのVBのソースコードが数千行〜数万行となるでしょう・・・。

 これらの優れた数式ソフトを使いこなすには、単なるプログラマーのレベルでは無理でしょう・・・、実践的な自動制御関係の経験をしていなければ単純な伝達関数ではない複雑な構成の自動制御系のブロック・ダイアグラムから複雑な伝達関数に展開し、尚且つその比例ゲイン・積分時間・微分時間・無駄時間などの要素を加味しなければ意味がありません。

 他にも類似の数式処理ソフトでは、MaTEXやMuPADなどもあります。


◆ SciLab & scicosのコンパイルと実行方法

  (1) 必要なソフト

  入手すべきSource Files, Object Files、及びTools
   
AppleComputer社のDevelopment Toolsが必要です、MacOS Xのパッケージを購入すれば、
   そのCD-ROMの中に開発Toolsが入っています。

   AppleComputer社のX11on MacOS X beta版が必要であり、X Window SystemでのGUI表示となります。

   fink-0.5.3-Installer.dmgのバイナリ・ソフトが必要。

   他のソースファイル : Xaw3D-1.5-5.tar.gz, fort77-1.18.tar.gz,
             scilab-2.7.src.tar.gz
        他のソースファイルも必要ですが、先にoctaveを
        インストールすればダウンロードする必要がありません。

   Macをインターネットに常時接続すれば、上記のファイルをダウンロードしなくても自動的に
   finkがダウンロードします。

 (2) scilabは、Fink でconfigure, make installコンパイルする。

   /sw/src/へ必要なソース・ファイルをコピーする。
   %cd /sw/src/
   %fink install scilab

   /sw/bin/にscilex, scilabが生成されます。

   X11を起動後、X11のxtermでcd /sw/を実行後、scilex &としコマンド入力でscilabを実行する。
   又 X11のApplicationメニューに/sw/bin/scilex
&を登録すれば簡単に起動できます。


 Octaveのコンパイルと実行方法

  (1) 必要なソフト

  入手すべきSource Files, Object Files、及びTools
   
AppleComputer社のDevelopment Toolsが必要です、MacOS Xのパッケージを購入すれば、
   そのCD-ROMの中に開発Toolsが入っています。

   AppleComputer社のX11on MacOS X beta版が必要であり、X Window SystemでのGUI表示となります。

   fink-0.5.3-Installer.dmgのバイナリ・ソフトが必要。

   他のソースファイル : f2c-20030428.tar.gz, fftw-2.1.3.tar.gz, fort77-1.18.tar.gz
             gcc-3.1-20020420-1151.tar.gz, HDF4.1r5.tar.gz, hdf5-1.4.4.tar.gz
             netcdf-3.5.1-beta10tar.gz, octave-2.1.46.tar.gz

   Macをインターネットに常時接続すれば、上記のファイルをダウンロードしなくても自動的に
   finkがダウンロードします。

 (2) octaveは、Fink でconfigure, make installコンパイルする。

   /sw/src/へ必要なソース・ファイルをコピーする。
   %cd /sw/src/
   %fink install octave

   /sw/bin/にoctaveが生成されます。

   X11を起動後、X11のxtermでcd /sw/を実行後、octave &としコマンド入力でoctaveを実行する。
   又X11のApplicationメニューに/sw/bin/octave
&を登録すれば簡単に起動できます。


◆ コンピュータと制御関係のページ

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