H8 & SH GNU gcc 開発環境構築 for MacOS X 10.2  '02/10/12
H8 & SH-2 Writer Soft MacOS X 通信ターミナルソフト
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▼ MacOS X 10.2での GNU gccによる H8 & H8S,SH-2,SH-3,SH-4 マイコン開発環境を構築できました、LinuxやFreeBSD,Windowsでは、既に整えられていますが、 MacOS Xでは、殆どないと思います。

 新H8 & SH MacOS X 10.2 GNU gcc 開発環境for MacOSX 10.4 のヘージはこちらです。

▼ gcc 4.0.1ではH8SXやSH-2A, SH-4Aにも対応 '06.02.08

gcc 4.0.1では最新コアのH8SXやSH-2A, SH-4Aにも対応した。gcc 4.0.1内のソースを解読するとSH-5があった。SH-5にも対応したのであろうか。いよいよ、H8SXやSH-2A用Cソースをクロスコンパイルできます。

弊社で開発したH8S / 2238 CPU Board

 MacOS X のUINXはご存じのとおりFreeBSD系であり、FreeBSD系でのコンパイル可能なアプリケーションや開発Toolは殆ど利用可能ですので、H8 & SH GNU gccの移植を試みました結果、MacOS XのディフォルトのCシェルでは、Cライブラリのコンパイルが失敗した為Bシェルで試みましたところ全てのGNU gcc Sourceをコンパイルできました。

 写真は秋月電子通商製のH8 CPU Boardとアルファプロジェクト社製のSH-2 CPU Boardです、一円玉3個分程度の面積のH8/3664 Boardは、Flash.ROM, SRAM, A/D &D/A Coverters, Timers, DI/DO Ports, SCI port・・・などの周辺回路を内蔵しています、ワン Chip CPUを活用すれば超小型の組込み機器を製造できます、MacOS X 上でGNU gcc によりH8のファームウェアを開発しましょう・・・。


▼ 入手すべきSource Files, Object Files、及びTools

 Apple社のDevelopment Toolsが必要です、MacOS Xのパッケージを購入すれば、

 そのCD-ROMの中に開発Toolsが入っています。

 Bシェル bash-2.0.5-osx.tgz

 GNU gcc 関係 Source : binutils-2.12.1.tar.bz2, gcc-3.1.tar.gz,

newlib-1.10.0, gdb-5.2.1.tar.gz

▼ make手順の準備

 Bシェルのインストールは/usr/*****/bin/へ行う。

 Terminalをbashで起動する。

 上記のSource Filesは/usr/*****/Gcc/へ解凍する。

▼ H8 GNU gccのmake手順

 mkdir -p ~/cross/h8300-hms/bin

 mkdir -p ~/Gcc/gcc-3.1

 ln -s ../newlib-1.10.0/newlib .

 ln -s ../newlib-1.10.0/libgloss .

 export target=h8300-hms

 export prefix=~/cross/h8300-hms

 export i=$prefix/bin

 mkdir -p =~/builds/h8300-hms/binutils-2.12.1

 cd ~/builds/h8300-hms/binutils-2.12.1

 ../../../Gcc/binutils-2.12.1/configure --target=$target --prefix=$prefix -v

 make

 make install

 mkdir -p ~/builds/h8300-hms/gcc-3.1

 cd ~/builds/h8300-hms/gcc-3.1

 ../../../Gcc/gcc-3.1/configure --target=$target --prefix=$prefix -v \

 --enable-languages="c++" --with-newlib --with-gnu-as --with-gnu-ld

 make optionsを"c++"としないとC以外のフォートランなどもコンパイルされるため、その所用時間が1時間弱( SHの場合には約3時間30分 )程度も要します。

 make "CC=cc -no-cpp-precomp -DHAVE_DESIGNATED_INITIALIZERS=0" \

 LANGUAGERS="c"

 ここでCライブラリのコンパイルが失敗するでしょう、その場合にはコマンドサーチパスを~/builds/h8300-hms/bin/に設定してから再度configureとmakeを実行すればコンパイルが完了します。

 make install

 mkdir -p ~/builds/h8300-hms/gdb-5.2.1

 cd ~/builds/h8300-hms/gdb-5.2.1

 ../../../Gcc/gdb-5.2.1/configure --target=$target --prefix=$prefix -v \

 --with-newlib --with-gnu-as --with-gnu-ld

 make

 make install

 ~/cross/h8300-hms/bin/へh8300-hms-gcc, h8300-hms-as, h8300-ld, ...などのfilesが30程度が展開されたことでしょう。

 header filesは~/h8300-hms/h8300-hms/include/へ展開されています。

 ライブラリーは~/h8300-hms/libへ展開されています。

 Sample C Source filesを作成しコンパイルし、gdbで確認してみて下さい。


▼ SH-2 & SH-3, SH-4の場合には、上記のtargetをh8300-hmsからsh-hmsと変更すれば他は同様です。

▼ 他のARM及びPowerPC, 68K, MIPS, x86などのCPUのクロス開発環境もMacOS Xで構築が可能です、是非トライされて見てはいかかでしょうか・・・。


▼ H8 & SHマイコンのフリーのH8writerが公開されていますので、MacOS Xのターミナルで使用できるようコンパイルしました。実行オブジェクト・ファイルh8writerをダウンロードして利用して下さい。'05.03.06

 使用方法は下記のとおりです。

 %ls /dev      認識しているUSB-RS232C変換ケーブルのドライバーを確認

 %h8writer -3052 test.mot /dev/cu.USA28X3b1P1.1 とコマンド入力する。

書き込みが開始します。

 対応CPU : H8/ 3048, H8 / 3664 , H8 / 3067, H8 / 3068, H8 / 3052, H8 / 3064,
      SH-2 / 7045, H8 / 3069

 尚、MacOS Xにも対応Kyspan等のUSB / シリアル変換アダプターやPL-2303チップ実装のアダプターを使用すれば、エミュレータ・ソフトのSoftWindowsやVirtualPCでH8&SH-2などのDOS用Flash-ROM Writer Softを使用しソフトの書き込みが可能です。


▼ MacOS X対応のターミナル通信ソフトmactermを公開しますので、ご利用下さい。'05.03.06

 使用方法は下記のとおりです。

 %ls /dev      認識しているUSB-RS232C変換ケーブルのドライバーを確認

 %macterm /dev/cu.USA28X3b1P1.1  とコマンド入力する。

 %macterm -?    ヘルプで使用法を確認し使用して下さい。

 %ESCキーを押した後、'X'キーを押すとHexでデータ表示。

 %ESCキーを押した後、'N'キーを押すと10進数でデータ表示。

 %ESCキーを押した後、'Q'キーを押すと終了。

若干バグがあるかもしれません、バグを発見しましたらお知らせ下さい。


▼ H8 & SHマイコンとMacOS XをUSBで接続して簡易的な制御が可能です、H8 & SHマイコンには、A/D& D/A Converters, Timers, DI/DOなどの周辺回路を内蔵しているため、その入出力回路を絶縁したり、過電圧入力防止回路を設ければ十分な制御が可能であり、MacOS X側では、そのデータロギングなどを行えば高価な制御装置を使用しなくても小規模な制御もできることでしょう・・・、MacOSでは制御関係への応用はLabVIEWを除けば殆どありませんので、是非挑戦されてみてはいかがでしょうか・・・。


▼ H8&H8Sのソフト開発の注意点  2013.08.18 変更

 H8&H8SのI/Oポートは8bitでのアクセスであるが、gccでコンパイルすると最適化がよくありません。従ってインライン・アセンブラでI/Oポート関係はBSET, BCLR, BTSTなどのビット操作命令コードで8bitアクセスするよう、又はMOV.Wなどの命令コードで16bitでアクセスするようコーディングすると高速に動作します。

 近年、gccは32bit CPU用に最適化されており、8bit CPUへは最適化が不充分なようです。この点はインライン・アセンブラで十分対応できます、gccのインライン・アセンブラは結構良くできており、C言語の変数とアセンブラのレジスターとの受け渡しもできるためコーディングには困らないでしょう。


 H8S / 2238組込み特殊な計測装置の開発と設計・製作

 H8S / 2238組込み特殊な計測装置のファームウェアーをMacOS X上でgccにより開発しました、詳細な内容はこちらのページをご覧下さい。


◆ H8 GNU gcc関係のリンク・ページ

 GNU h8300-hms gcc関係のソースがあるページ

http://rpmfind.net/linux/sourceforge/h8300-hms/

http://telia.dl.sourceforge.net/sourceforge/h8300-hms/

 KPIT社のH8&H8S ,SH gcc ページ

 http://www.kpit.com/products/faqh8.htm

 MacOS X へのUNIXソフト移植について詳しいページ

http://estset.d.fiw-web.net/#UNIXonMacOSX

GNU による AKI-H8 のプログラム開発のページ

http://www.tt.rim.or.jp/~hoso/H8/

 H8/uClinuxを移植されたページ

http://homepage2.nifty.com/ysato/uClinux-H8/


◆ コンピュータと制御関係のページ

 制御関係のコンピュータとリアルタイムOS関係はこちらのページです。

 組込みMPU関係のページはこちらです、又自動制御システム関係はこちらのページです。

 MacOS X & X serve関係のページはこちらです。

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