Mac用エミュレータ Virtual PCでBeOS, Linux, FreeBSDを動かす
   便利なエミュレータ・ソフト、使い始めたら手放せません・・・
Mac関係ページ
MacOS Xのソフト開発環境関係ページ


 Virtual PCでBeOSが動いた
 Virtual PCでBeOS (v5.0)をインストールし、セーフ
モードで起動すればBeOSを動かせた、マウスも正常使
えます、又動画の再生も問題なし、但しキーボードを
使用するとハングアップしてしまいます、どなたかその
原因を探して戴ければと思います・・・。


 Virtual PCでVineLinux 2.5が動いている画面
 Virtual PCにVineLinux2.5をインストールし、正常に
動いています、画像処理GIMPを使用している画面です。


 SoftWindowsでWindows95が動いている画面
 筆者はSoftWindowsでWindows95を稼動させて主に
gccコンパイラーやシーケンサ・ラダーソフト, タッチ
パネルLCD関係のソフトを利用しています。


 Virtual PCでFreeBSD4.5が動いている画面
 X Widow Systemをインストールしていないためコン
ソール画面です。

   エミュレータソフトのベンチマーク
 十分なスピードで軽快に動作する実用的な
Windowsエミュレータ・ソフトのベンチマー
クテスト結果

 ベンチマーク・テスト結果

 Mac用エミュレータ・ソフト
 Mac用のWindowsエミュレータSoftWindows
やVirtual PCか有名です、SoftWindowsは元来
UNIXで稼動していたWindowsエミュレータで
した。

 残念なことにSoftWindowsはMacOS Xには
対応することなくに販売中止となってしまい
ました、Insignia社はFWB社にSoftWindowsを
売却したのですが、そのFWB社はMacOS Xへの
バージョンアップを行わず、そのハージョンア
ップも未定のようです。

 DOS用のエミュレータ・ソフトのRealPCの販
売は行っているようですが、MacOS Xには未対
応のようです。

 Connectix社VirtualPCの部門がMicroSoft社に
買収されてしまいました、MicroSoft社では
Windows用エミュレータ・ソフトVirtualServer
(Windows上での複数OSのエミュレータ・ソフ
ト)を必要としていたらしいのですが、将来、
果たしてVirtualPCをバージョンアップしてくれ
るのか心配です。

 MicroSoft社は次期WindowsにVirtual PCの
技術を組込むのでしょうか・・・、なにか裏が
ありそうです。残念なことにVirtualPC 6.1のバージョンでは、PowerMac G5では稼動しないそうです。

 復活しそうなSoftWindowsとReal PC

 Linux用エミュレータ・ソフト

 Linuxで動くWindowsなどのエミュレータが
実用レベルまで達したソフトが登場してきまし
た、Windowsのソフトを実行可能と言う目標を
かかげていましたが、互換性性が低いようであ
り残念です。

 他にも、Linuxで動くWindowsエミュレータと
して、VMwareやWineがあります、Wineはフリ
ーですが、VMwareは商用版であり$299します、
日本でも活発になってきており、フリーでの開発
をしておられる方がおります。

 VMwareは複数個のインストールした
Windows95 / 98/ NT/ 2000等を動かせる優れ
ものです、周辺 I/FはH/D ,CD-ROM ,F/D ,シリ
アル / パラレル・インターフェースなどをサポ
ートしており十分実用に耐えるものです、VM
ware Toolsを利用することにより画面の抽画
速度も実用レベルだそうです。

 エミュレータ・ソフトにはOpenSourceな
Projectが徐々に増えてまいりました、腕に自信
がある方は是非参加されていかかでしょうか
・・・、Wineはソース・コードを入手できるの
で、CPU /x86以外にもPowerPCやAlphaでも
ソース・コードをコンパイルすれば使用できま
すので、試してみてはいかがしょう。

 他にも今では販売していないマシンをエミュ
レートするソフトを開発されている方がおられ
ます、BochsやVirtual X68000 ,PC98E ,DOS
Emuなどがあります、X68000のエミュレータ
はDOSやMacで稼動するソフトもあります。

 このように無償報酬で開発されている方々に
は敬意を表したいと思います。

 VirtualPC、及びSoftWindowsのHD Benchマークテスト結果

PC & Soft VirtualPC v5.0

Windows98

SoftWindows v5.0

Windows95

VirtualPC v5.0

Windows98

SoftWindows v5.0

Windows95

PC / Celeron
Clock iBook / 500MHz iBook / 500MHz PB G4 / 800MHz PB G4 / 800MHz 400MHz
PC ALL 5376 5603 10625 9224 7750
CPU Integer 17343 11026 24676 15774 15880
CPU Float 14790 6760 15002 10723 16712
Memory Read 6234 3375 20322 7112 6276
Memory Write 5134 3581 30611 7307 6482
Video Rect 1948 1550 5303 3162 6545
Video Text 2099 767 6351 1892 6510
Video Ellipse 417 279 1192 1050 829
Video BitBlt 38 30 106 95 24
H/D Read 7414(40MB) 107627(100MB) 11054(40MB) 13489(100MB) 11498
H/D Write 5190(40MB) 8069(100MB) 9926(40MB) 13899(100MB) 9381
H/D File Copy 1099(40MB) 4445(100MB) 4828(40MB) 10072(100MB) 4148

 上記は、全てMacOS 9.2.2上でのテスト結果です。

 実際の体感速度では、VirtualPC よりはSoftWindowsのほうがWindowの表示の反応とディクス・アクセスの反応が良く、ベンチマークの結果と相違があります、多分SoftWindowsは最適化されたWindows用ドライバーソフトを独自に開発しているためと思われます、VirtualPCは互換性重視のため最適化されたWindowsドライバーソフトをVirtualPCに添付しておりません、この点がちょっと残念であります。

 iBook / 500MHzのMacでは、Pentium-2 / 150~200MHz相当の性能が出ています、但しVideo性能のMac側のVideoアクセラレータの性能に左右されるためCPUの性能が高くなっても実機PCのVideo性能が出ません、iBook / 800MHz ( PowerPC 750FX )であれば、PowerPC 750FXのL2キャッシュメモリが512KBあり、又VideoがPowerBook G4 / 800MHzのチップと同様であるため性能がかなり高くなり快適に動作するでしょう・・・。

 PowerBook G4 / 800MHzのMacでは、Pentium-3 / 500MHzのPCマシンに近い性能が出ています、iBookではVirtualPC / Windows98でのWindow表示やH/Dアクセスの遅さが気になりますが、iBookよりは格段に快適になり3D関係の重いソフトを使用しない限りまったくストレスを感じず動作します。

 Virtual PC 6.0 on MacOS Xでも十分なレスポンスで使用可能です、MacOS X 10.2.5、及びVirtual PC 6.0.1でのHD Benchによるベンチマーク・テスト結果は下記のとおりです、Quartz / Extreme対応のビデオカード( VRAM 32MB以上 ) を実装しているマックであればGUIの表示反応がかなり良くなりました。

PC & Softと条件 MacOS X 10.2.5

Virtual PC v6.0.1

Windows98

800 x 600 3万色

メモリPC 256MB

MacOS 9.2.2

Virtual PC v6.0.1

Windows98

800 x 600 3万色

メモリPC 256MB

MacOS 9.2.2

Virtual PC v6.0.1

Windows2000

800 x 600 3万色

メモリPC 288MB

PC / Celeron
Clock PB G4 / 800MHz PB G4 / 800MHz PB G4 / 800MHz 400MHz
PC ALL 10275 11688 12747 7750
CPU Integer 24168 24714 23996 15880
CPU Float 14692 15082 21565 16712
Memory Read 23654 20473 20119 6276
Memory Write 36351 30873 30454 6482
Video Rect 4551 4146 5356 6545
Video Text 2505 5297 5377 6510
Video Ellipse 473 1051 814 829
Video BitBlt 77 192 227 24
H/D Read 14643(20MB) 13959(20MB) 14816(100MB) 11498
H/D Write 5332(20MB) 10583(20MB) 13057(100MB) 9381
H/D File Copy 1936(20MB) 8269(20MB) 8919(100MB) 4148

 MacOS X でVirtual PCを使用する場合には、ビデオ・チップのVRAMが16MB以下だとGUIの表示が遅くなり使用するには辛いでしょう、32MB以上のVRAMを搭載したマックPowerBook G4やiBook, iMac, PowerMac G4を使用すれば十分なレスポンスとなります、Quartz / Extremeのビデオ・アクセラレーションとVirtual PCのMacOS Xへの最適化によりかなり高速化されているようです。 '03/04/26

 MacOS 9.2.2上でのVirtual PC ver6.0.1では、Windows2000がWindows98のWindowの表示のもたつきがなくスムーズに表示し、重たいアプリケーションソフトも軽快に動作します、Virtual PC ver6.0.1はPowerPC G4のSIMD活用し最適化したのかどうかは不明ですが、エミュレータソフトも実用的になってまいりました。

 WindowsPCでは、得られないエミュレータ・ソフトの独自の便利な機能、例えば複数のOSを簡単にインストールできて、且つそのPC H/Dイメージをコピーするだけで簡単にBackUpできる等の機能を利用できます、又1台のPowerBook G4にMacOS-X, MacOS-9, VineLinux(PPC), Windows95 / 98 / ME / 2000 / XP, VineLinux(x86), RedHatLinux(x86), FreeBSD(x86)等の複数のOSを搭載できるのです、ソフトを開発する際にはとても便利です、エミュレータソフトはOSの起動時間が格段に早いため、複数のOSでの開発ソフトの動作確認をすばやく行えます。尚、VineLinux(PPC)版については、iBook / 500MHzでの確認ですので、PowerBook G4 / 800MHz以上には、そのVideoドライバーソフト等が対応すればインストールが可能です。 '03.03.16


 復活するSoftWindowsとReal PC・・・

 米FWB SoftWire社には、SoftWindowsを販売を再開したことが掲示してあり、米FWB SoftWire社はWindowsエミュレータソフトの米FWB SoftWire社をMacOS Xに対応することを発表したそうです、しかもDual CPUとAltivec ( SIMD )とビデオアクセラレーターにも対応しそうであり、かなりのパフォーマンスアップが期待できそうです、Virtual PCがマイクロソフト社に買収されたため今後のVirtual PCのバージョンアップと新型のPowerPC 970などへの最適化の懸念があり今後はSoftWindowsとReal PCを利用したほうがよさそうです・・・。 '03 / 5 / 23


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