◆ マイクロ・コンピュータ基礎の説明ページ (3/3)
図−3 8ビットCPU内部ブロック図、及びメモリ内部

 ( Windowsでは、フラッシュ・プレーヤーが必要 )

 図−3に16ビット・ワンチップCPU(68301)内部ブロック図とそのRAM,ROMとの関係を示します、最新鋭のCPUでは、CPU以外にチップ・セレクト、割り込み、タイマー、通信等の周辺機能をワンチップとし、安価でハード・ウェアーの設計が容易になりました、これらのワンチップCPUは自動車、或いは家電製品、携帯電話、PDAなどに組み込まれいます、コンピュータを組み込んでいない製品を探すことは大変でしょう。

 最近の半導体技術は急速に進歩し、素子のプロセス幅が0.22μmのCPUを搭載したPCが販売され、話題となっております。このように細密化が進み集積度が増し内臓するトランジスターの数1,000万個を超えています、この技術はワンチップにも採用され十数年前のCPUと比較しCPUダイの面積が小さく、低消費電力となり携帯電話やPDAなどの小型が進みました。ちなみにIntel社の16ビットCPU 8086などは素子のプロセス幅が3〜10μm程度、トランジスターの数3万個であり、その進化は驚異的です。しかし、この技術は制御関係には採用されておらず、相変わらず大きい外観と基板内にはICの数が多く、消費電力が大きく、家電関係に比べ十数年の遅れがある言わざるを得ません。

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